需要の高い紙包装

機能性を持たせた段ボールのバリエーションは多く生み出されており、水産物などに有用な撥水・耐水性能、野菜や果物などの成果物に有用なエチレン吸着の機能を持った鮮度保持性能、精密機器に有用な防錆・伝導性能のものなどがあります。段ボール以外にも生活の中で需要の高い紙包装はカートンと呼ばれる紙箱、紙コップ、紙パックと称される液体紙容器などです。

カートンは様々な商品が入っている紙製の外箱のほとんどを占めており用途に合わせて形態が異なります。また液体紙容器は、低温で流通されているものは紙の両面をポリエチレンでコーティングした3層構造、常温流通のものはアルミ箔を使用し酸素・光線を遮断させた5〜6層構造で作られており、野菜ジュースやお茶などに使われる紙缶は紙管を利用して作られています。