物流と包装業界の連携について

印刷専業企業やプラスチック原料を作っていた会社が、現在では、それらを使う企業に包装資材を売る会社になって、こういった業種をコンバーターといいます。大手の会社はそのままの包材を使ったり、最終的な包装を工場内でおこなうようになっているところもあるようです。

ダンボールは、値段が安く、重さの割に大きいので、運賃がかからないように、各地域にきめ細かい工場の配置がなされています。商品のほとんどはダンボールで包装されています。そのため、大きな包装分野になっています。物流の中心はダンボールです。ダンボールは包装資材の半分になっています。さまざまな機能が要求される包装ですが、物品を包装するそれぞれの機能は、わたしたちの日常生活に大きく役立っています。

その機能は、内容物の保護性、消費者、流通業者などにとっての利便性、消費者、流通業者、環境などにたいしての快適性です。包装の機能で第一に考えるのは、内容物の保護性です。食品、医薬品などは、輸送、保存中に怒る微生物汚染やそれによる腐敗や温湿度、酸素、光線、振動・衝撃などからいかに守るかです。これら環境条件によって、成分の酸化、変色、吸湿、感想、破損といったことが起こります。そうしたことから、いかに内容物を守って、品質の低下を防止するか。それが包装に求められる機能となります。精密機械や電子部品は、振動、衝撃、磁気などといったことで、破損したり湿気たり、酸素によるサビの発生などを防止して、性能を維持することが大切です。次に求められる機能は、便利性です。商品を小口に分けたり、組み合わせたり、混同を防止したりすることや、販売時や荷物の取り扱いでの能率向上を考えなければなりません。

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