衝撃の強さを測定する衝撃試験

材料を高速で引っ張って、破損するまでに吸収されるエネルギーを測定する方法ですが、その面積から破壊までのエネルギーが計算できて、破壊の強さそのものも得ることができるので、材料特性および衝撃の理論的な解析に適しているそうです。一般的には、硬くて伸びの少ないものは、エネルギーの吸収量が小さいので、衝撃の強さは、小さくなります。また、材料に小さな傷や欠損部があったりすると、応力が集中するような鋭角の形状を持つものも、衝撃強さが小さくなるそうです。プラスチックの場合だと、その衝撃の強さは物質固有のものですが、延伸処理などによって衝撃の強さは向上するそうです。衝撃の強さを測定する衝撃試験には、材料に係る試験と包装に係る試験があります。材料の試験方法には、「JIS K 7124:1999」があります。