ガムテープという言葉を知っている方は多く、それを使ったことのある方も多いです。しかし、実は、ほとんどの方は、本物のガムテープを使ったことがないのです。どういうことでしょうか。
実は、私たちが普段ガムテープとして使っているものは、布テープかクラフトテープと呼ばれるもので、正式にはガムテープではありません。本物のガムテープとは、専用の器具を使い、程よい長さに切り取り、それから貼る面を水で濡らし、まるで切手のようにしてから、貼る、というようにして使うのです。布テープやクラフトテープより、断然使いにくいと言って良いでしょう。しかし、それが、本来のガムテープなのです。
それが使いにくいけれど便利だったため、より便利なほうに改良されたのが布テープやクラフトテープであり、結局、それらのことをガムテープと総称するようになったのです。意外な経緯があったのですね。