薬品の包装

私たちが薬品を安全に使用できるよう、厚生労働省では1年間の長期保存に耐えられるかなどの安定性試験ガイドラインが定められ、酸素や光線、湿度、温度などによる劣化を防ぐことができる包装で薬品を保護しています。薬品の種類によっては酸化防止剤を一緒に封入したり、ハイバリアーフィルムを使った密着包装や窒素充填による置換包装や脱酸素剤の封入などは物理的に酸素をパッケージ内から減らすことで、薬品を酸化から守る包装が施されます。また、紫外線などの光線から保護するためにアルミ箔やアルミを蒸着させたフィルム、紙などといった不透明な材質を使用したり、紫外線を吸収する作用があるフィルムなどを使うことで中の薬品が変化しないような工夫がされています。